韓米軍当局は10~20日に定例合同軍事演習「フリーダムシールド」を実施する=(聯合ニュース)
韓米軍当局は10~20日に定例合同軍事演習「フリーダムシールド」を実施する=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮外務省は、韓米両軍が10日から実施する朝鮮半島有事を想定した定例の合同軍事演習「フリーダムシールド(自由の盾)」について、「(米国は)加重された安全保障の脅威に直面する望ましくない結果を迎えることになることを肝に銘じるべきだ」とし、「最も強硬な対米対応原則の名分を提供しているだけだ」と反発した。朝鮮中央通信が同日、報じた。

 北朝鮮外務省はそのうえで「米韓がわれわれの度重なる警告にもかかわらず大規模な合同軍事演習を強行しようとしている。偶発的な1発の銃声で双方の物理的衝突を誘発させる可能性もある先鋭な朝鮮半島情勢を極限値以上に引き上げる危険極まりない挑発的な妄動だ」と非難した。

 フリーダムシールドが第2次トランプ米政権発足後初めて実施されることについては、制裁、圧迫、対決に没頭する米国の北朝鮮に対する慣行を余すところなく見せていると指摘した。

 同省は野外機動訓練の回数増加、在韓米宇宙軍の合同指揮統制訓練の実施、米戦略資産の朝鮮半島展開など、今回のフリーダムシールドの訓練内容について詳しく言及した。

 また韓米首脳が昨年7月に採択した「朝鮮半島核抑止・核作戦指針」に基づき北朝鮮の核兵器施設の原点に対する事前の打撃を狙う「作戦計画2022」を演習期間に適用しようとしていると警戒した。

 同省は「最も徹底的に、より圧倒的に反共和国核戦争の脅威を抑制しなければならないという事実をさらに明白に立証している」とした上で、「朝鮮半島と地域に永続的な平和を定着させようとしているわれわれの責任ある努力は倍増するだろう」と主張し、核武力強化路線の方針を改めて示した。


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