「接続待機中」…尹大統領の釈放後、急増した憲法裁判所掲示板へのアクセス＝韓国

ユン・ソギョル（尹錫悦）大統領が8日、裁判所の拘束取り消し決定により釈放された中、憲法裁判所の弾劾審判宣告が近づいており、世論戦が激しくなっている。特に憲法裁判所ホームページの掲示板は待機中という画面が出るほどアクセスが急増している。

10日午前9時現在、憲法裁判所ホームページの「自由掲示板」に書き込むための内容登録ボタンを押すと、「現在、アクセスが多く接続待機中です」という文句が表示される。待機人数は100～120人ほどだ。

裁判所から拘束取り消し決定を受けた尹大統領がキョンギ（京畿）ウィワン（義王）市のソウル拘置所から釈放された翌日の9日には待機人数が1000人を超えた。

釈放当日の8日には掲示板に1万4574件の新たな書き込みが作成され、9日には16万6180件、10日には14万6055件（10日午前9時現在）の書き込みが掲載された。

市民らは「違法弾劾に反対する」、「尹錫悦の罷免を満場一致で決定せよ」と相反する意見を書き込んでいる。

一方、先月25日に尹大統領の弾劾審判弁論を終結した憲法裁判所は今月14日ごろに尹大統領の弾劾審判宣告を行う可能性が高いとみられる。ノ・ムヒョン（盧武鉉）元大統領・パク・クネ（朴槿恵）元大統領が弾劾審判弁論終結から約2週間後の金曜日に宣告された前例を見ると、14日の宣告が最も有力だ。

警察は弾劾宣告当日、ソウル市内に機動隊約190部隊、約1万2000人を動員する方針だが、尹大統領の釈放により追加の増員が検討されるものと予想される。