ソウル市の関係者は「1月は閑散期であるにもかかわらず、年間訪問客は過去最多だった19年を上回ったことから、今年のソウル観光市場の見通しは明るいとみられる」と説明した。
同市を訪れる外国人観光客の数は19年に1390万人と過去最多を記録。コロナ禍以降は23年に886万人、24年に1314万人と回復している。
昨年末の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領による「非常戒厳」宣言以降、ソウルが安全な旅行先であることを伝える映像キャンペーンを行うなどの努力が効果を上げたと分析される。
ソウル市は来年までに「3・3・7・7(外国人観光客3000万人、1人当たり支出額300万ウォン=約30万円=、滞在日数7日、再訪問率70%)」を達成することを目標に攻撃的な観光マーケティングを続けている。
1人で訪れても安心な観光都市というイメージを広めることに注力する一方、「常に祭りが開かれている都市」というコンセプトにふさわしいイベントを季節ごとに開く計画だ。
今年上半期にはドイツ・中国などで韓国観光をセールスする「観光ロードショー」を実施する。
近ごろの観光トレンドの一つである「現地人のように暮らす」をテーマにショート動画シリーズを制作し、ソウルで開かれる祭りやイベントと連携した観光商品を開発する予定だ。
ソウル市の関係者は「今年はソウルの魅力を世界に伝えるため、個性的な観光コンテンツマーケティングを積極的に推進する」と述べた。
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