尹大統領の弾劾審判の決定は当初、11日か12日に宣告日を発表し、14日に言い渡される可能性が高いとみられた。過去2件の大統領弾劾審判は最終弁論の約2週間後の金曜日に言い渡されたためだ。
だが、憲法裁が主な事件の判断を2日連続で下した前例がないことから今週中に尹大統領の弾劾審判の決定が出される可能性は低いとの見方が出ている。憲法裁が今週、裁判官の意見をまとめる評議を終え、18日ごろか21日に決定を言い渡す可能性があるとの観測もある。賛否両論が分かれ、熟慮を重ねて結論をまとめる場合、3月末に宣告される可能性もある。
一方、憲法裁は尹大統領より6日早く弁論が終わった韓悳洙(ハン・ドクス)首相の弾劾審判の宣告日も公表しておらず、憲法裁が非常戒厳に関する事案の宣告を遅らせているとの見解もある。尹大統領側と韓首相側は憲法裁に対し、韓首相の弾劾審判の決定を先に出すよう求めており、韓首相と尹大統領の罷免の是非を同時に、または韓首相の罷免の是非を先に言い渡す可能性がある。
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