決議案には、韓米同盟が朝鮮半島平和を維持する基盤であり、世界の平和・繁栄の核心軸であることを改めて確認する内容も盛り込まれた。朝鮮半島の平和に関しては、「国際社会の目標である北(朝鮮)の非核化のための韓米両国の努力を支持し、これを積極的に後押しすることを約束する」として、「北の非核化」を明記した。
第2次トランプ政権の発足を歓迎し、通商・投資・経済安全保障・エネルギー・AI・原子力・造船などすべての分野で韓米同盟発展のための努力と政策を支持するという内容も盛り込まれた。
また、「国会は韓米両国が連合防衛体制を強化して朝鮮半島の平和を確固たるものとし、核のない朝鮮半島に向けて努力し、サイバーや宇宙などの新安全保障分野での協力を拡大することを決議する」と表明した。
一方、革新系最大野党「共に民主党」の李在汀(イ・ジェジョン)議員は「北の非核化」との文言に懸念を示した。李氏は「通常、国会決議案では『朝鮮半島の非核化』とし、朝鮮半島の平和構築のための究極的な目標の言葉として固有名詞化した言葉を使ってきた」と指摘し、「『北の非核化』を入れた最初の決議案になりそうで、十分な議論が行われたのかという懸念がある」と述べた。
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