ユン大統領釈放に「刃物持っていく」…警察が捜査着手=韓国
ユン大統領釈放に「刃物持っていく」…警察が捜査着手=韓国
韓国のユン・ソクヨル大統領が釈放された今月8日以降、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)に、大統領の命を脅かす投稿が複数掲載され、警察が捜査に着手した。

ソウル市ソンドン(城東)警察署は11日「ユン大統領を暗殺する」との趣旨を含む脅迫的な投稿があったという通報を受け、立件前の調査を行っていると明らかにした。

X(旧Twitter)には、7日に「ユン・ソクヨルの拘束が取り消された?暗殺しろってことか? 刃物を持ってユン・ソクヨルの首をXXに行く」といった内容の投稿が掲載された。

翌8日、城東警察署の治安総合状況室には「ユン大統領の命を脅かす投稿があった」という通報が寄せられたと伝えられている。

警察関係者によると、通報された投稿のうち、表現の程度が特に強い3件は、今月10日にソウル警察庁サイバー犯罪捜査隊に移し、残りの投稿についても調査を進めているという。

あわせて、警察は憲法裁判所に対する暴力事件を予告する書き込みについても捜査を進めている。ソウル警察庁長パク・ヒョンス職務代理は、今月10日の定例会見で「通報があった掲載文約60件について捜査を進めており、憲法裁判所の掲示板に投稿される書き込みも継続的にモニタリングしている」と述べた。

一方、ユン大統領は今月8日、裁判所の拘束取り消し決定に対し、検察が即時抗告を放棄したことで釈放された。裁判所は、拘束期間を「日」ではなく「時間」で計算するのが妥当だと判断した。

これに対し、野党議員らは同日、ユン・ソクヨル大統領の早期罷免を求めるための剃髪式を行い、拘束を求めるストライキを始めるなど、政界では緊張感が高まっている。

憲法裁判所の公式ホームページでは、大統領支持者らが「弾劾反対」を訴える書き込みを数十万件以上投稿している。

ユン・ソクヨル大統領の弾劾審判の言い渡し時期はまだ決まっていない。

当初、有力な宣告日として14日が予想されていたが、憲法裁判所が13日にチェ・ジェヘ監査院長やイ・チャンスソウル中央地検長など検事3人の弾劾審判の結論を出すと発表したことで、ユン大統領の事件の言い渡しがさらに遅れるのではないかという見方が出ている。

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