米政府は12日、鉄鋼・アルミニウムへの25%の追加関税を発動した。海外メディアは、これに伴い米国に輸入される鉄鋼・アルミニウムと派生品約1500億ドル(約22兆円)相当が影響を受けることになると予想した。また、これまで各国との合意によって適用されてきた関税免除の例外措置は原則すべて廃止された。韓国が米国との交渉を通じて得た年間263万トンまでの鉄鋼に対する免税措置も廃止された。
◇超高齢社会突入の韓国に「認知症100万人時代」到来へ
保健福祉部が12日に発表した認知症の実態調査の結果によると、現在の認知症患者数は約97万人で、来年は100万人、2044年には200万人を超えると推定された。65歳以上の人口比率が20%を超える超高齢社会に突入した韓国に「認知症患者100万人時代」が目前に迫り、社会全体に介護という負担がのしかかる。高齢者人口の増加により認知症患者は増え続ける一方、これを支える若い世代は減り、社会全体が負担の泥沼にはまらないようにするためには政府レベルの早急な対策が急がれる。
◇半導体R&Dの延長労働特例 来週にも施行へ
雇用労働部は12日、半導体研究開発(R&D)のために労働時間を6カ月間延長できる特例の施行を柱とする「半導体研究開発特別延長労働認可制度補完策」を発表した。特別延長労働認可制度は、やむを得ず法定延長労働時間を超過する場合に労働者の同意と雇用労働部長官の認可手続きを経て週64時間まで労働時間を延長できるようにしたもの。現行の制度では研究開発を理由とする労働時間延長の最大期間は3カ月以内で、最大3回延長することができるため計12カ月まで可能だが、半導体の研究開発に限り1回の最大認可期間を6カ月とし、さらに6カ月延長できる特例を新設する。
◇歌手フィソンさんの解剖終了 14日から弔問受け付け
10日に亡くなった韓国の歌手フィソン(本名チェ・フィソン)さん(享年43)の解剖が12日午前、国立科学捜査研究院で行われた。解剖を終えたことを受け、遺族側は14日からサムスンソウル病院の葬儀場に祭壇を設け、弔問客を迎える。フィソンさんの所属事務所によると、家族だけで葬儀を行うことを検討していたが、「フィソンを応援してくれた多くの方とともに追悼の時間を設けたい」と遺族側が悩んだ末に決めたという。また、ずっと孤独を抱えていたフィソンさんの最後の時を共に過ごしてほしいと伝えた。
◇韓米共同開発の宇宙望遠鏡打ち上げ
米航空宇宙局(NASA)と韓国天文研究院が共同開発した宇宙望遠鏡「SPHEREx(スフィアーエックス)」が日本時間の12日正午すぎ、米カリフォルニア州のバンデンバーグ宇宙軍基地から米スペースX社のロケットで打ち上げられた。韓国宇宙航空庁によると、スフィアーエックスは午後0時52分ごろにロケットから切り離され、地球観測衛星の軌道としてよく利用される「太陽同期軌道」に入った。スフィアーエックスは全天を赤外線観測し、世界初の3次元宇宙地図をつくるのが目標だ。
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