ソウル中央地裁刑事1単独部は12日、名誉毀損などの罪で起訴された鈴木信行(60)被告の初公判を開こうとしたが、被告が欠席したため、来月30日に裁判を延期した。
鈴木被告は、2012年6月ソウル市鍾路区の旧駐韓日本大使館前にある「平和の少女像」に「竹島は日本の領土」と書かれた杭を付け、日本軍慰安婦被害者の名誉を毀損した罪に問われている。
また、彼は尹奉吉義士の殉国碑にも同様の犯行を行った疑いがある。
鈴木被告は2013年2月に在宅起訴され、裁判所から20回以上の召喚要請を受けたが、同年9月の初公判以来13年間、一度も法廷に姿を現していない。
さらに、鈴木被告は2015年5月、日本国内からソウル市マポ(麻浦)区の「戦争と女性の人権博物館」と、キョンギド(京畿道)の日本軍慰安婦支援施設「ナヌムの家」に、慰安婦被害者を侮辱する少女像の模型などを国際郵便で送付した罪でも追加起訴されている。
これ以外にも、鈴木被告は自身のブログに「日本大使館前に追軍売春婦像が設置されたことに日本人が激怒していることを世界に知らせ、韓国の嘘を暴き日本の名誉を回復すべきだ」と掲載していたことが確認された。
日本政府は、韓国法務部の犯罪人引き渡し請求に応じていないと伝えられている。
鈴木被告の裁判は、来月30日に再び延期された。
一方、鈴木被告は2016年の光復節(韓国独立記念日)に、韓国の与野党の国会議員らが竹島(韓国呼称:独島)を訪れた際、彼らが「不法入国した」として警察に告発し、日本に入国できないようにすると主張したことがある。
彼が所属する「日本国民党」は、2021年の東京オリンピック当時、韓国選手団の宿舎の外壁に「臣にはまだ5000万の国民の応援と支持が残っています」という横断幕が掲げられたことに抗議し、選手村で戦犯旗である旭日旗を掲げる奇襲デモを行った。
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