忠南警察庁は今月7日に身元情報公開審議委員会を開き、イ容疑者に対する身元情報公開の決定を下した。これによりイ容疑者の年齢、顔などの身元情報が忠南警察庁のホームページに来月14日まで掲示される。
イ容疑者は今月2日午後9時45分ごろ、舒川郡の歩道で通りすがった40代の女性に凶器を振りかざし殺害した後、遺体を遺棄した容疑を持たれている。
被害者は3日午前3時45分ごろ、歩道付近の空き地で遺体で発見された。
警察は2日午後11時56分ごろ、「運動するため外出してから夜遅くまで家に戻らない」という被害者家族の失踪申告を受け、捜索を開始した状態だった。
犯行現場付近のCCTV(防犯カメラ)には傘を差した被害者が人けのない歩道を歩き、その約10分後、被害者の傘が道路に転がっている場面が映っていた。ただ、遺体が発見された場所付近には防犯用カメラがなかった。
警察は付近のCCTVなどをもとに追跡し、イ容疑者を舒川郡の居住地で緊急逮捕した。
イ容疑者は警察に、「最近、詐欺に遭い金を失った。ひどいストレスに苦しみ、社会は自分を助けてくれないような気がしてつらかった」とし、「それで凶器を持って道に出て、被害者を見てすぐ殺害した」と陳述した。
今月6日に拘束前被疑者審問を受けるため裁判所に姿を現したイ容疑者は、「申し訳ない」とし、「してはいけないことだったが、人生があまりにも息苦しく、何かしようとしてもうまくいかず、何の考えもなかった」と話した。
犯行前、帽子とマスクを着けて道を徘徊(はいかい)し、犯行対象を物色するイ容疑者の姿もCCTVに映っていた。
警察はイ容疑者が凶器を所持するなど犯行を事前に計画していたとみている。
イ容疑者は犯行前まで舒川郡管内で障害者を支援する仕事をしてきたと伝えられた。
被害女性に対する遺体解剖の結果、死因は出血性ショックという1次口頭所見が出た。被害者は家族のために誠実に生きてきた平凡な会社員だったという。
被害者遺族は、「計画犯だと考える」とし、「精神疾患を主張することで減刑されようと考えているなら、そのようなことはこの国ではできないということを必ず示し、できるだけ重い刑で処理すべきだと考える」とメディアを通じ伝えた。
警察は11日にイ容疑者を検察に送致した。
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