エコプロがカナダ電力会社と提携、リチウムメタル製負極材を共同開発へ=韓国報道
エコプロがカナダ電力会社と提携、リチウムメタル製負極材を共同開発へ=韓国報道
水酸化リチウム事業を手がけるエコプロイノベーションが、カナダの電力会社イドロ・ケベックと、リチウムメタル製負極材の共同開発に向け提携した。

これにより両社はリチウムメタル製負極材の開発のため、共同研究を進める。エコプロイノベーションによるリチウムの加工ノウハウと、イドロ・ケベックのメタル製負極材の研究成果を合わせ、リチウムメタル製負極材を開発する。

エコプロイノベーションによる水酸化リチウムの生産能力は、年2万6000トン規模に上る。またイドロ・ケベックは電池用材料の開発経験があり、研究所も保有する。

リチウムメタルは、主に負極材の材料となるフラファイトと比べエネルギー密度が10倍程度大きく、電気自動車(EV)の走行距離拡大に寄与するとみられている。一方で高価格・短命といった理由により商用化には時間がかかるとされる。

両社は2026年まで二次電池用リチウムメタル製負極材の生産に向けた試験的な設備を、またその後は準量産設備を構築することを決定した。エコプロイノベーションは今回の提携を機に、水酸化リチウムの生産からリチウムメタル製負極材へと事業領域を拡大する計画だ。
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