16日、ノーカットニュースによると、ソウル市ソンブク(城北)消防署のトナム救急隊は、15日午後8時40分ごろ、鍾路区憲法裁判所付近のアングク(安国)駅5番出口前で、「弾劾反対集会で若い女性が痛みを訴え、助けを求めている」という通報を受け、出動した。
報道によると、痛みで泣いている女性を見守っていた一部のユン大統領支持者らが、その女性に対し、政治的立場を尋ねていたことが確認された。
ある中年女性は「なぜケガをしたのかよりも、左派なのか右派なのかが重要だ」とし、「左派ならまたわれわれがやったと言われるではないか。カバンに黄色いリボンやセウォル号のバッジがついていたら左派だ」と主張した。
また、この日行われた弾劾反対集会では、7歳の女児が壇上に上がったと伝えられた。この女児は「裏切り者ら」の歌に合わせ、「踏め、踏め」という掛け声に合わせて足踏みする様子も見せた。
これに対し、司会者は「もっと踏みますか?」と声をかける場面もあった。
一方、ユン大統領の弾劾に賛成する市民と反対する市民は、弾劾審判前の最後の週末集会になる可能性があると見て、15日から16日にかけて総力戦を繰り広げた。
15日、弾劾反対派は、サラン第一教会のチョン・グァンフン牧師を中心とする「大韓民国正しく立て直す運動本部」の光化門集会と、保守系キリスト教団体「セーブコリア」のヨイド(汝矣島)集会に分かれて行われた。
警察の非公式推計によると、両集会を合わせて4万3000人が参加した。
一方、ろうそく集会や民主労総など弾劾賛成派は、鍾路一帯で集会を開いた。
警察の非公式推計によると、約4万2500人の参加者が安国ロータリーから景福宮(キョンボックン)駅までの約1km区間を埋め尽くした。
当初、14日中にも憲法裁判所がユン大統領の弾劾審判を行うか、言い渡し日を指定するとの見方が多かった。
しかし、ユン大統領に対する拘束取り消しなどの影響で、憲法裁判所の慎重な審議が続いている。
法曹界では、憲法裁判所がパク・ソンジェ法務部長官の弁論を進めた後の20~21日ごろ、ハン・ドクス首相の弾劾案件とともに、ユン大統領の弾劾審判を言い渡す可能性があるとの見通しが出ている。
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