「2025日本東京国際食品展示会」に設けられた韓国ブース(写真=京畿道経済科学振興院)
「2025日本東京国際食品展示会」に設けられた韓国ブース(写真=京畿道経済科学振興院)
キョンギド(京畿道)の食品メーカーが経済科学振興院の支援を受けて日本市場への進出に成功した。

京畿道経済科学振興院は今月の11日から14日まで開催された「2025東京国際食品展示会(FOODEX)」で、大韓貿易投資振興公社(KOTRA)と共に韓国ブースを出展したと発表した。

京畿道の5社をはじめとする韓国国内の中小企業11社が参加して開かれた韓国ブースでは合計347件の輸出に関する商談を行い、4772万ドル(約71億円)規模の輸出商談と1841万ドル(約27億円)の契約額を記録した。また展示会では、2件のMOUの締結にも成功した。

京畿道経済科学振興院とKOTRAは韓国ブースへの参加企業に対し、出展料及び設備費の70%、展示品の運送費(片道)を100%支援し、通訳を介してマッチングを行うなどの総合的な支援を提供した。

特に、韓国のフリーマーケットを表現した独特なデザインとさまざまなKフードを味わえる試食コーナーが日本のバイヤーらの注目を集めていた。

ヨンイン(龍仁)市に本社を置く食品メーカーであるプルノンは、ウェルネスとダイエットに高い関心を寄せる日本の消費者のライフスタイルを狙った「アップルサイダービネガー」を韓国ブースに展示した。今回の展示会で日本の有名食料品店「カルディ(Kaldi)」と商談中だ。

クリ(九里)市の企業が開発した花を入れた「花茶スティック」は、韓国の伝統茶文化を現代的に再解釈した製品だ。この製品は日本車市場でも競争力があるとの評価を受けている。バイヤーらはこの製品の洗練されたパッケージデザインと手軽な使用方法に大きな関心を示していた。

ある参加企業の関係者は「日本市場において韓国製品の認知度が高まっていることを実感した」と語り、「今回の展示会を通じて日本の大型流通業者や卸・小売店とより具体的な輸出協議を進めることができ、期待が大きい」と語った。

経済科学振興院のキム・ヒョンゴン院長は「日本は韓国食品の最大の輸出国であり、今回の展示会を通じてKフードが日本市場でより一層競争力を持つことができることを確認した」と述べ、「商談が実を結び実際の輸出につながるよう、参加企業を積極的に支援する」と明らかにした。

さらに京畿道の食品メーカーの日本市場への進出を拡大するため、7月に東京で開かれる「日本国際食品展示会(JFEX)」でも京畿道ブースを出展する予定だ。
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