今月6日、キョンギド(京畿道)ポチョン(抱川)で起きた戦闘機誤爆事故の瞬間、爆弾が落ちた場所から約10メートル離れた道を走っていたトラックには運転手のチャンさんを含む軍部隊の施設管理作業者らが乗っていた。
いつものように作業を終えて別の部隊に移動している途中、急に飛んできた爆弾にチャンさんら2人が重症、1人が軽傷を負った。
首に破片が刺さったまま病院に運ばれて手術を受け、目が覚めたチャンさんとその家族は病院から「天運だった」と言われた。
17日YTNによると、チャンさんの息子は、「(手術)を執刀した方の話では、危険な静脈と動脈を2つ避ける幸運だった」と話した。
チャンさんはことし2月に妻を亡くし、そのショックが癒えない状態で誤爆事故にまで遭ったと伝えられた。
チャンさんの息子は、「家族の立場としては、本当に腹も立つ」とし、「今後、ここの住民はここでずっと暮らしていかなければいけない。傷ついた心、不安な心を回復できるよう、もう少し強力で正確な立場表明をしてほしい」と話した。
誤爆事故により30人以上の民間人と軍人約10人が重軽傷を負った。
キム・ドンヨン(金東兗)京畿道知事は13日、抱川の誤爆事故現場を訪れ、「抱川市で緊急災難支援金100万ウォン(約10万円)の支給を決定したが、京畿道でも日常回復支援金と負傷者に対する災難慰労金、災難救護応急復旧費を迅速に別途で支給できるようにする予定」とし、「抱川市以上の支援を検討しており、対象範囲も議論している」と話した。
軍当局は事故と関連し操縦士2人を業務上過失致傷、軍用施設損壊の容疑で立件し、本格的な調査を開始した。
国防部(防衛省に相当)調査本部はこの操縦士らの座標入力の過程などにおいてどんな過失があったのか、きちんとした指揮監督があったのかどうかを調査するものとみられる。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 85