韓国女優キム・セロンさん遺族　ユーチューバーを名誉毀損で告訴

【ソウル聯合ニュース】先月亡くなった韓国の女優キム・セロンさんの遺族が１７日、ユーチューバーのイ・ジンホ氏を虚偽事実の流布による名誉毀損（きそん）の容疑で警察に告訴した。遺族の代理人弁護士が同日、告訴状を提出した。

　イ氏は、キムさんが２０２２年に飲酒運転で交通事故を起こしてから先月に亡くなるまで、ユーチューブにキムさんに関する動画を数件投稿した。遺族側は動画について、キムさんが人気俳優キム・スヒョンさんと交際していなかったにもかかわらずＳＮＳに交際をほのめかす写真を投稿する「自作自演」を行ったという内容は虚偽事実だという立場を示している。

　代理人弁護士は「今後、ほかの動画に関しても告訴する予定だ」と述べた。

　ユーチューブチャンネル「カロセロ研究所」は１０日、キム・セロンさんの遺族側の証言として故人が１５歳だった１５年から６年間キム・スヒョンさんと交際していたと主張し、ツーショット写真などを公開した。

　これに対しキム・スヒョンさんの所属事務所は１４日、２人は故人が成人した後の１９年夏から２０年秋まで交際していたと明らかにし、未成年時代の交際は事実ではないとの立場を示した。