セウォル号惨事の遺族など2つの団体の関係者は同日、ソウル市議会近くのセウォル号記憶空間の前で記者会見を開き、「再び黄色いリボンの波をつくり、日常で黄色いリボンをつけることを願う」と明らかにした。
これらの団体は「これまでの11年間、セウォル号惨事の真相究明と責任者処罰、生命が尊重される安全な社会をつくるために行動してきた」とし「しかし、きょうも私たちは依然として明らかになっていない真実、責任者処罰の未完、繰り返される災難惨事の中で国家の責任回避と放棄に直面している」と述べた。
続けて、「ユン・ソギョル(尹錫悦)大統領と内乱同調勢力の憲政秩序侵害と市民生命威嚇の反動と退行を体験した」とし「非常戒厳を口実にした内乱を画策し、国民の安全を脅かした尹錫悦大統領の罷免はこれ以上先送りできない課題」と明らかにした。また、「セウォル号惨事被害者が再び広場に出た理由は、尹錫悦大統領の罷免と内乱共犯者の処罰が単純に政治的問題ではなく、真実を明らかにして市民の生命と安全を守り、安全な社会をつくるための必須的な段階であるため」とし「尹錫悦大統領の罷免はセウォル号惨事の記憶を再確認し、安全な未来をつくるための出発点にならなければならない」と主張した。
これらは「黄色いリボンは4月16日の約束を守るという私たちの誓い」とし「私たちは黄色いリボンを通じてセウォル号惨事を記憶し、その記憶を通じて社会的変化をつくる」と明らかにした。続けて、「全国で再び黄色いリボンの波をつくる」とし「国家の責任を問い安全な社会をつくるという市民の力を黄色いリボンを通じて見せなければならない」と強調した。
団体側は「生命が尊重される安全な社会をつくるため、生命安全基本法の制定に力を結集してほしい」とし「セウォル号惨事以降、安全な権利が市民の権利として定着し始めたが、法改正や法的保障はなされなかった」と述べた。
団体側は来月16日午後3時、アンサン(安山)ファラン(花郎)遊園地でセウォル号惨事11回忌記憶式を開き、同日午後4時16分にソウルのセウォル号記憶空間で市民記憶式を行う計画だ。また、同月12日にはソウルでセウォル号惨事11回忌記憶約束市民大会が開かれる。
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