米国で好調の現代自「ジェネシス」、今後は関税が課題に=韓国
米国で好調の現代自「ジェネシス」、今後は関税が課題に=韓国
現代自動車の高級ブランド「ジェネシス」の、2024年における世界での販売台数が、前年比1.9%増の22万9532台に達した。

特に米国市場での販売が好調だ。米国では2015年の6948台から、2024年の7万5003台へと過去5年で急成長している。同社による米国市場での販売台数でジェネシスが占める割合は2020年の12.4%から、2024年には32.7%と10%以上上昇した。

販売台数急増に加え、2024年10~12月期にはドル・ウォンレートが1400ウォン(約143円)中~後半となり、現代自動車による海外での乗用車販売費用が、約10%増の7000万ウォン(約719万円)まで上昇したことによる効果も表れた。

問題は、4月からの開始が予定される米国の関税だ。米国で生産されたジェネシスは2万4000台程度にとどまり、5万台以上が韓国の工場で生産・輸出されている。現時点では米韓自由貿易協定(FTA)により関税はかからないが、関税が適用されれば価格が跳ね上がることが予想される。

烏山大学自動車学科のムン・ハクフン教授は、関税対策について「労組との協議を通じて現地乗降での生産を増やし、不足する台数は関税が適用されたことに関してマーケティングを活用していくべき」と話している。
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