EV市場の停滞により中国で苦戦中のLGイノテック、ロボットや自律走行に活路=韓国
EV市場の停滞により中国で苦戦中のLGイノテック、ロボットや自律走行に活路=韓国
部品メーカーのLGイノテックによる、中国地域での2024年における売上高は1928億ウォン(約197億9454万円)で、前年比16.9%減少した。同社の中国での売上高は、2022年から減少が続いている。

同社は中国の煙台市に工場を置く。電装部品工場の中では世界でもっとも大きく、車載カメラ、モーター、センサーなどの部品を生産している。業界の関係者は「最近は電気自動車(EV)需要が停滞し、同社の電装事業も実績不振に陥っている」と話した。

LGイノテックの主要顧客はアップルで、売上高の80%を占める。特にiPhone用カメラモジュールを供給する光学ソリューション事業においては、アップルの実績が大きな影響を与えている。2024年下半期に発売されたiPhone16シリーズの販売が芳しくないため、同社の2024年10~12月期の営業利益も48%程度減少した。

このため同社はポートフォリオ多角化に向け電装事業の割合を拡大しているが、EVの需要も停滞したことから事業多角化は難航している。

2025年からは自動運転車両用部品の事業を本格的に拡大し、ロボットに関する事業計画も具体化する方針だ。業界の関係者は「ロボット事業の場合もカメラモジュールや電装分野で新たな機会を模索するだろう」と述べている。
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