米国のジョセフ・ユン駐韓国大使代理は18日、米エネルギー省が韓国を安全保障や核不拡散などで特別に注意が必要な国「センシティブ国」に指定したことについて、「韓国がリストに含まれたのは、一部の敏感な情報の取り扱いに不注意があったため」と指摘し、「大したことではない」との認識を示した。ユン氏は「センシティブ国というのはエネルギー省の研究所に限定されるもの」だとして、エネルギー省傘下には複数の研究所があり、昨年は2000人以上の韓国人学生や研究者、公務員らが敏感な資料がある研究所を訪れたと明らかにした。そのうえで、「敏感な情報は研究所の外に出てはいけない」とし、「研究のためにここ(研究所)を訪れる韓国人が非常に多く、いくつかの事件があったため、このリストが作られた」と説明した。
◇与野党 補正予算案の今月中提出を政府に要請へ
与野党は18日、政府に対し今月中に補正予算案を編成して国会に提出するよう要請することで合意した。禹元植(ウ・ウォンシク)国会議長が主宰した院内代表会合で決まったという。最大野党「共に民主党」の朴省俊(パク・ソンジュン)院内首席副代表は「補正予算を迅速に編成して推進しなければならないにもかかわらず、政府が消極的だという点を共に民主党が叱責した」とし「3月中には与野党が交渉できるよう、政府に補正予算案の編成を要請することで合意した」と説明した。
◇韓中日外相会談 22日に東京で開催
外交部の李在雄(イ・ジェウン)報道官は18日の定例記者会見で、趙兌烈(チョ・テヨル)長官が21~22日に日本を訪問し、韓中日外相会談に出席すると発表した。李氏は会談について、昨年5月に開催された韓中日首脳会談後の3カ国協力の進展状況を確認し、その発展方向や地域・国際情勢などについて幅広く意見交換する予定だと明らかにした。
◇黄海に中国が構造物設置 韓国の調査船の接近を妨害
韓国南部・済州島の南の岩礁、離於島付近の韓中暫定措置水域(PMZ)に中国が設置した構造物について韓国政府が調査に乗り出し、これを阻止する中国側とにらみ合いになったことが18日、分かった。政府筋によると、韓国政府は先月26日、海洋水産部傘下の韓国海洋科学技術院の調査船を同海域に派遣し、中国側が無断で設置した構造物に対する点検を試みた。海洋警察などにも協力を要請していた。調査船が構造物まで約1キロの距離まで近づくと、中国の海警当局と民間人がゴムボートなどで調査船に接近し、調査を阻んだ。これを受け韓国海洋警察も艦艇を急派。中国側とのにらみ合いは約2時間に及んだ。
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