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今回の公演は、ホームパーティという快適な空間で、ファンとより多くのコミュニケーションができる公演ということで、オープニング映像では家にファンを迎え入れるための準備をするJAEJOONGの姿が映し出される。朝ベッドから起きて、コーヒーを飲んでから部屋を飾り始め、最後にケーキのろうそくに火を灯すと、いよいよスタート!
生バンドの瑞々しく力強いサウンドが会場に広がり、会場の期待感が高まっていくと、ステージ中央の扉に眩いほどのバックライトを浴びたJAEJOONGの姿が浮かび上がった。まるで後光がさしているような姿に、会場からは歓声が沸き起こる。
そして、雨音と叙情的なピアノサウンドが会場に響くと、「♪Every time alone」と歌い出すと同時にJAEJOONGがスポットライトに照らされ、その姿にファンもうっとり。1曲目の「Rain Shower」では、侘しい家でいつも君を待っていると、両手でマイクを握りしめながら目を閉じて歌い、続く「Drawer」では煌びやかでありながらも憂を帯びたギターサウンドに乗せて、想いを吐き出すように熱唱。JAEJOONGのその哀切な歌声に、ファンはじっと聴き入っていた。
歌い終えたJAEJOONGに、大きな拍手と歓声が送られると、「みなさん、こんにちは!」と手を振りながら元気よくあいさつしたJAEJOONG。「1月26日からのJ-Partyですが、いま3月だよね。ちょっと遅くなりましたがやっとみなさんに会えてすごくうれしいです」とファンとの再会を喜んだ。そして、JAEJOONGが「今回のJ-Partyはファンコンサートなので、歌だけじゃなくて、みなさんと一緒に話しができるようなコーナーを用意しています」と明かす。そしてさっそく「JAEFANSの願いを叶えて」というコーナーがスタート。これは、事前に募集したファンの願いをJAEJOONGが叶えていくというもので、JAEJOONGはどんな願いが出るのか「こわいな〜」と怖気付く。
一つ目の願いは、「1日中ファンと一緒に日本でデートするならどんなことをしたいですか? 日本でのデートコースを教えてください」というもの。JAEJOONGは「みんなが想像するのは、素敵な夜景が見えるところとか、イタリアンとかフレンチのようなレストランだと思うけど、僕は古くて渋い下町のどこかをフラフラしながら、手を繋いで楽しいね〜って歩きながらするデート」と、素朴なデートをしたいという。しかし、質問の内容が「ファンの中の一人とデートに行くとしたら?」と理解したJAEJOONGは、人がいないような場所が良いということで、再度デート場所を考えることに。悩み続けると、彼は「足立区に1回も行った事ないから、足立区に行くわ!」と宣言し、唐突な発言に会場からは笑いが起きた。
2つ目は、「『悪い記憶の消しゴム~My Memories~』のOSTを歌ってほしい」という願い。彼は「アカペラでいいですか?」と言って「大丈夫」を披露。透き通った柔らかな歌声に、会場からは大きな拍手が送られると、JAEJOONGは「なんかわかんないけど恥ずかしい」とはにかんでいた。
3つ目は、「仕事終わりの疲れた彼女とテレビ電話をするとしたら、どうやって元気づけますか? カメラを見ながらお願いします」という願い事。ここでJAEJOONGは、彼女カメラのカメラマンに名前を聞いてニックネームまで付けると、さっそく彼女とのテレビ電話を開始。JAEJOONGが「今日も仕事お疲れ」と言うと、カメラマン自身がうなずいていたため、JAEJOONGがカメラを上下に動かしてと指示。カメラの画面が上下に動き、ウンウンとうなずくと、彼女とのテレビ電話が再開。JAEJOONGが「今日は何か食べたいものある? 韓国料理はどう? カルビチム?」と提案し、ウンウンとうなずく彼女カメラ。そして、「とりあえず早く帰ってきて。準備して待ってるから。ご飯終わったら何したい? あ、足立区に行きたいんだね」とオチもつけて笑いを誘うと、最後は「愛してるよ」とカメラに近づき抱き締めるJAEJOONG。さらに、JAEJOONGが片手でハートを作って見せると、カメラマンもレンズの前に手を出そうと必死。体に身につけるタイプの撮影機器だったため、手をレンズの前に出すのも一苦労。JAEJOONGが「頑張って」と応援する中、彼女カメラのカメラマンが片手をレンズの前に出してJAEJOONGとのハートを完成させると、会場からは大きな拍手が送られた。
4つ目は、「公演のコンセプトがHOMEなので、忙しい1日を終えてから、家でバスローブを着てゆっくりと休んでいる姿を見せてほしい」という内容。
ここでバスローブが準備され、それを着たJAEJOONGは、床に寝転んで「あー疲れたー」とくつろぐ。テレビを見るという設定になり、「なに観ようかな〜。JAEJOONGのYouTubeを観ようかな〜。JAEJOONGって本当にかっこいいよね」と、つぶらな瞳をしながら呟く。そんな中、サラッとまだ知らされていない情報を口に出し、ファンを驚かせる。会場にいる人だけに教えられたこのお知らせに、「おめでとう!」と会場からはお祝いの声が溢れ、ファンを喜ばせた。
5つ目は、「日本のファンのためにフォトタイムがあったらうれしいです。セクシーポーズ、可愛いポーズ、儚いポーズ」という願い事。ファンがスマホを構えると、それぞれのお題に合ったBGMが流れる中、セクシーなポーズでは上着を肩まで脱いでポーズをし、可愛いポーズでは猫の手ポーズやほっぺハートなどをして愛嬌を振りまく。いろんな可愛いポーズを終えると、彼は「僕はアイドルの教科書みたいになっているので、一生懸命頑張りたいと思います」と、吹っ切れた様子。儚いポーズでは、憂を帯びた眼差しを客席に向け、その瞳にファンは大興奮。会場からは悲鳴のような歓声が上がっていた。
最後は「JAEJOONGにとって日本はどのような意味があるのか?」という内容。JAEJOONGは、「海外って感じはあまりしないですね。ソウルから釜山に行く感じ。近いですし。日本に来て長いですし。誰よりも日本という国に詳しいけど、まだまだ知りたい国。僕の好奇心を刺激する国。あったかい国。JAEFANSがいるからいろんなところに会いに行きたい国。家族だよ」と、絆を感じる一言一言でファンの心をじんわりと温めてくれた。
ファンとの絆の深さを改めて感じさせるトークコーナーが終わると、JAEJOONGの歌声を堪能できるライブの時間へ。21周年記念のシングル「Hoper」は希望を持って明るい人生を見つけていこうというメッセージが込められた曲。穏やかでいて力強いピアノの旋律とJAEJOONGのエモーショナルな歌声を響かせた。「I Want To Ask You」、「Run Away」と続き、寂しくて孤独な心情を、儚くも芯のある歌声を響かせた。
公演の後半は、真っ赤な衣装に着替えて登場したJAEJOONG。心弾むサウンドが流れると、「みんな一緒に歌おう!」と叫んで、「Glorious Day」のステージへ。ジャンプをしたり、ステージの端から端までを軽やかに走ったりして、花道の先端まで行くと会場後方のファンも大興奮。客席にマイクを向けると、「Oh〜!」と歌うファンの声も大きくなり、ファンが突き上げるペンライトにも力が入る。JAEJOONGが「いいよ、すごいよ!」とファンを褒めると、ファンの大きな歌声を全身で受け止めながら両手を広げて笑顔を見せる。ファンのエネルギーを受け、「Humanity」を続けて披露し、伸びやかで力強い歌声を届けると、激しいロックなステージは続く。
JAEJOONGが「パーを出して、こうやってリズムに乗ってみて」とレクチャーすると、「Devotion」のステージへ。疾走感のあるバンドサウンドとパワフルな歌声で会場を盛り上げ、「Mine」では「Are you ready?」と叫ぶとステージが火花で覆われ、会場の熱気も急上昇。エネルギッシュなサウンドと伸びやかかつ力強い歌声が広い会場の後方まで突き抜けていき、JAEJOONGの「叫べ!」と言う声で会場はさらに熱気が増す。JAEJOONGも頭を振りながら激しく乗ってロックサウンドに陶酔。ほとばしるパッションがにじむ「Tru Love Tru Lies」を続けて披露し、骨太なロックな楽曲で会場を熱くした。
情熱的なステージを見せたJAEJOONGは、「ロックはいいんだけど、疲れるよ」と呟き、汗を拭きながら小休憩。「みんな、暑くない? 暑いの? 頑張って手を振ってくれた? なんか混乱しちゃうんじゃない? ペンライトを振りたいし撮りたいし〜。忙しいよね」とファンとおしゃべりの時間を楽しむ。しかし、「もう9曲目ということは、そろそろか…」と話すと、会場からは「え〜!」と残念がる声が。この声を聞いたJAEJOONGは「本当にイヤだよねー。どうしよー」と肩を落とすが、日本で今後計画されている情報を伝え、ファンを喜ばせた。JAEJOONGは「パーティが終わっても会える機会があるから、うれしい1年になりそうです」伝え、ファンの期待感を高めた。
公演をまだ終えてほしくないというファンの気持ちを汲み取り、ファンとのおしゃべりを始めたJAEJOONG。彼は「韓国語の曲の中で日本語の曲にしてほしいものありますか?」と投げかけると、ファンかはら、「I AM U」や「NOBODY LIKE YOU」、「Rain Shower」などが挙がり、ファンが叫んで答えるため、なかなか聞き取れなかったJAEJOONG。「Dopamine」を「ドン・キホーテ」と聞き取ったり、「Paradise」を「カラダアイス」と聞き取ったりしてファンを笑わせることもあった。逆に「日本語の曲を韓国語にしてほしい曲は?」という質問には、「アイノカゲ」や「僕を見つめて」などが挙がり、「One」と叫んだファンの声に反応したJAEJOONGが「犬がいましたよ(笑)。ワン!って。その時には、ワンワンって言うんだよ」とふざけると、ファンも「ワンワン!」と応えてノリの良いファンにJAEJOONGも満足していた。
公演もそろそろ終わりの時間へ。JAEJOONGが「次の曲はみなさんと一緒に楽しみたい2曲です。イントロが出てきたら両手を上げてクラップをしてください」と伝えると、「Summer J」のステージがスタート。イントロの口笛が会場に響くと、ファンもリズムに乗せてハンドクラップ。ファンが「J! J! J!」とペンライトを突き上げながら叫ぶと、JAEJOONGは客席ギリギリまで体を乗り出してファンを煽ってさらに盛り上げる。「もう一回いけるか?」と「J! J! J!」と叫び、テンションの上がったJAEJOONGは客席に水を振り撒いてステージをかけていき、「声を出してくれ!」とさらにファンを煽って「Jコール」を求め、ファンの叫び声を聞きながら頭を振ってノリノリ。
本公演最後の曲は、ファンの「Hey!」と力強い掛け声から始まる「To The Boy」。「♪You’re my world ありがとう 叫んで 歌うよ 眩しく光る君の輝かしい夢のために」と歌う歌詞には、ファンに感謝が込められつつ、ファンとJAEJOONGがこれからも一緒に未来に向かって突き進んでいく力強さを帯びた絆が感じられた。
「ありがとう!」と言ってステージを後にしたJAEJOONGだが、まだまだJAEJOONGと楽しみたいというファンの気持ちは一つとなり、アンコールステージへ。ファンの声に応えて再登場したJAEJOONGは、白のTシャツにジーンズ姿といった爽やかコーデ。アンコール曲として、「♪あなたにこの心が届きますように」と切実な気持ちが込められた「I AM U」を届けた。JAEJOONGの温もり感じる歌声に、会場から大きな拍手が送られると、JAEJOONGは「ありがとうございます」と感謝を伝えるも、「歌いながら、これ日本語で歌うならどうなるんだろって考えながら歌ってた」と、ファンを笑わせる。
笑顔であふれる会場だったが、「次の曲で最後です」という言葉には「イヤだー」とファンも不満げな表情を浮かべる。そんなファンに対して、JAEJOONGは「だーめ、ダメダメ(ピュアに)って言わなきゃ」と、やり直しをさせる。「次の曲で最後になります」とJAEJOONGが言うと、「だーめ、ダメダメ」と頑張って可愛く挑戦するファンだが、首も横に振ってやってと言うJAEJOONGのリクエストに、再度挑戦させられる。
JAEJOONGが「次の曲で最後になります」と言うと、ファンは「だーめ、ダメダメ」と首を横にブンブン振りながらJAEJOONGの言う通りにするが、JAEJOONGは「見てるこっちが恥ずかしくなる(笑)」と笑い、最後までファンとの談笑を楽しんでいた。最後の曲を前に、恒例となりつつあるJAEJOONGが身につけているものをプレゼントする時間になると、ジーンズに付けていたものや指輪まで客席に投げてファンを驚かせた。
公演中は、ステージから一番遠い後ろの席のファンのことも気遣っていたJAEJOONG。「あとで後ろに行くからね」と言っていた彼は、最後の曲「Balloons」でトロッコに乗って客席を周り、客席後方のファンも喜ばせていた。
あっという間にメインステージに到着し、「短いよ」と嘆いていたJAEJOONGだったが、ファンを想う気持ちはしっかりと届いていただろう。JAEJOONGはファンの歓声と拍手を浴びながら、「ありがとう!」と深々と頭を下げ、ステージ中央の扉に向かうと、客席に手を振りながらステージを後にした。
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