20日、中央選挙管理委員会によると、今回の補選地域は基礎自治体長5ヵ所(ソウル市九老区・忠清南道牙山市・全羅南道潭陽郡・慶尚北道金泉市・慶尚北道巨済市)、広域議員8ヵ所、基礎議員9ヵ所、教育長1ヵ所(釜山市)を含む計23ヵ所だ。
基礎自治体長選挙の中でも、忠清南道・牙山市長補欠選挙が代表的な激戦地として挙げられる。牙山市長は、民主党と国民の力が交互に勝利してきた地域であり、今回の選挙結果が中道・忠清地域の民心を反映するものと思われる。今回の補欠選挙には国民の力のチョン・マンギョン候補と民主党のオ・セヒョン候補が出馬した。
巨済市長選挙でも民主党と国民の力候補が対決する。民主党候補にはビョン・グァンヨン元市長が、国民の力候補にはパク・ファンギ元副市長が立候補した。
潭陽郡守選挙と九老区庁長選挙は、民主党と祖国革新党候補の対決になる見通しだ。潭陽郡長選挙には、民主党副代表を務めたイ・ジェジョン元大統領秘書室行政官が民主党候補として出馬し、革新党候補にはチャン・チョルウォン潭陽郡議会議長が出馬する。
国民の力が候補者を出さないため、ソウル九老区庁長選挙は野党候補3人の競争構図となった。民主党からはチャン・インホン元ソウル市議会議員が、革新党からはユン・ソクヨル大統領弾劾訴追委員の代理人を務めたソ・サンボム弁護士が出馬した。進歩党からはチェ・ジェヒ九老区委員長が出馬した。
九老区庁長は、2022年の地方選挙で保守派候補として当選したムン・ギョンイル元区庁長が自ら辞任し、空席となった。ムン元区長は白紙委任の問題で辞任し、国民の力は候補を出さなかった。
革新党と進歩党ともに、九老区庁長選挙に総力を挙げている雰囲気だ。特に、革新党は昨年の総選挙で12議席を確保し、突風を巻き起こしたが、まだ一人の地域団体長も排出できていない。今回の選挙の行方が注目される。
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