韓国軍当局はKADIZ進入前からロシア軍用機を識別しており、空軍戦闘機を投入して偶発的な事態に備えた。
15日の進入時にはロシア側との交信で訓練目的であり領空侵犯の意思はないことを確認したため対面では抗議しなかったが、この日はロシア側がすぐに交信に応じなかったことやKADIZ進入が頻発していることから武官を呼んで抗議した。
韓国軍関係者によると、3月に入ってからKADIZ進入が頻発している。15日やこの日のように複数機が進入した場合は公表しているという。
ロシア軍用機の進入は訓練目的とみられている。他国の防空識別区域に入る軍用機は事前に飛行計画を提出し、進入時に位置などを知らせるのが国際的慣行となっているが、ロシアは韓国が設定したKADIZは国際法的に根拠がないとして韓国の統制権を認めていない。
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