24年9月に平壌で会談したショイグ氏(左)と金正恩氏=(朝鮮中央通信=聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
24年9月に平壌で会談したショイグ氏(左)と金正恩氏=(朝鮮中央通信=聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】タス通信などロシアメディアは21日、同国のショイグ安全保障会議書記が同日に北朝鮮の平壌に到着したと報じた。

 平壌滞在中に金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)らと会談する予定という。

 ショイグ氏が北朝鮮を訪問したのは昨年9月以来、約6カ月ぶり。ショイグ氏の訪朝直後、ウクライナに侵攻するロシアに北朝鮮兵が派遣されるなど、両国の軍事協力が深まったこともあり、同氏が再び北朝鮮を訪れた背景に注目が集まる。

 ロシアのプーチン大統領は昨年6月に平壌を訪問し、金氏と「包括的戦略パートナーシップ条約」に署名した。同条約は、両国の関係を軍事同盟レベルに引き上げたと評される。

 実際、両国が条約の批准手続きを終えた11月前後に北朝鮮はロシアに1万1000人程度の兵士を送った。

 最近になって、ロシアがウクライナからロシア西部クルスク州の大部分を奪還したのは北朝鮮兵の助力があったためとの分析が出ている。

 プーチン氏は昨年6月に金氏と平壌で行った首脳会談で、金氏をモスクワに招待しており、ショイグ氏が金氏のモスクワ訪問について協議するため訪朝した可能性もある。 

 今月17日にはロシアのルデンコ外務次官が北朝鮮を訪れ、崔善姫(チェ・ソンヒ)外相、キム・ジョンギュ外務次官と相次いで会談し、「最高位級接触」の日程について話し合った。

 ショイグ氏は国防相だった2023年7月にも北朝鮮を訪問し、金氏と会談。それから約2カ月後の23年9月に金氏はロシア極東地域を訪問。アムール州のボストーチヌイ宇宙基地でプーチン大統領と会談した。


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