弾劾訴追の理由には、憲法裁判所が先月、国会が憲法裁の裁判官候補として推薦した馬恩赫(マ・ウンヒョク)氏を任命しなかったのは国会の権限を侵害する違法行為との判断を示したが、崔氏が馬氏を任命しなかったことを挙げた。また、崔氏が「非常戒厳」宣言を巡り内乱罪に問われている尹大統領の共犯の疑いがあることや、内乱事件を捜査させる特別検察官の任命を依頼しなかったことなども弾劾訴追の理由に挙げた。
共に民主党の金容民(キム・ヨンミン)院内首席副代表は記者団に対し、「憲法裁の判断を無視し、憲法裁を冒とくする行為を国会が正すため弾劾案を提出する」と強調した。
政府高官の弾劾訴追案は国会本会議に上程されてから24時間以降、72時間以内に採決する必要がある。24日に韓悳洙(ハン・ドクス)首相の罷免の是非が言い渡され、その後に尹大統領の弾劾審判の決定が下されるとみられ、採決は流動的に進められる可能性がある。禹元植(ウ・ウォンシク)国会議長が本会議を開かない場合、弾劾訴追案が廃棄される可能性もある。金氏は「採決に関する日程を議長室と話し合っている」と述べた。
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