握手する趙長官(左)と岩屋外相=22日、東京(聯合ニュース)
握手する趙長官(左)と岩屋外相=22日、東京(聯合ニュース)
【東京聯合ニュース】韓国の趙兌烈(チョ・テヨル)外交部長官は22日、東京で岩屋毅外相と会談し、両国関係をはじめ北朝鮮問題、地域情勢などについて幅広く議論し、北朝鮮問題解決などへ向け協力を強化することを確認した。

 外交部などによると、両氏は北朝鮮の完全な非核化に向け連携する意思を改めて確認し、厳しい国際情勢に対応するため韓日、韓米日の協力をさらに緊密にしていくことで一致。北朝鮮の核・ミサイル開発やロ朝軍事協力、北朝鮮の核・ミサイル開発の資金源となる悪質なサイバー活動や暗号資産(仮想通貨)窃取への懸念を共有した。

 また、韓日間の懸案を安定的に管理するため外交当局間の虚心坦懐(たんかい)な意思疎通が重要だとの認識でも一致した。

 趙氏は「(両国外相が)顔を合わせて活発に意思疎通するのが両国関係の望ましい姿」だとして、交流・協力の継続に期待した。岩屋氏は地域・世界の情勢が激動の時代を迎えており、韓日関係や韓米日協力の戦略的重要性はますます増大していると指摘した。

 両氏の対面は1月にソウルで韓日外相会談、2月にドイツ・ミュンヘンで韓米日外相会談を開いたのに続き、3カ月連続。

 韓中日外相会談出席のため日本を訪問した趙氏は昨年1月の就任後初めての訪日となった。大統領に同行する以外で外交部長官が単独で訪日するのは2022年7月以来。


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