大統領室、山火事の対応状況点検「安全管理強化に万全」
大統領室、山火事の対応状況点検「安全管理強化に万全」
大統領室は23日、チョン・ジンソク秘書室長の主宰で首席秘書官会議を開き、全国的に広がっている山火事発生に対する対応状況を点検し、今後の安全管理の力量強化案などについて議論した。

大統領室の関係者は「この日、秘書室長主宰のもと首席会議で全国的に広がっている山火事発生以後の鎮火対応状況を国政状況室など関連秘書官室から報告を受けて、早期鎮火作業に万全を期す案を集中議論した」と述べた。

大統領室は国政状況室を中心に全国における山火事の対応状況を持続的にモニターしている。今後は大型の山火事が持続的に発生する可能性があるだけに安全管理にも万全を期す方針だ。

大統領室の関係者は「明日は強風が予想されるだけに、きょうの日没前に集中的に大きな火の鎮火作業に総力を傾け、夜間の作業にも万全を期すべきだということで意見を集約した」と述べた。

今回の大統領室のメッセージは、ユン・ソギョル(尹錫悦)大統領の意中にも触れている。この日、尹錫悦大統領は本人のSNSに「全国で30件の山火事によって大きな被害が発生した」とし「政府と地方自治体が利用可能な資産を総動員して山火事を早く鎮火し、被災者を助けてほしい」とつづった。

尹錫悦大統領は「鎮火隊員と公務員らの献身的な努力で速かに鎮火されたところが多いが、まだ5か所で悪戦苦闘しており、被災者も増えていて本当に気の毒だ」と述べた。続けて「避難所で夜を明かす被災者とすべての被害者の方々に心よりお見舞い申し上げ、鎮火隊員と公務員の皆さんの安全を祈っている」と付け加えた。

尹錫悦大統領は7日に釈放されて以降、外部活動と対外的なメッセージを自制してきた。ただし、尹錫悦大統領はこの日に沈黙を破り、全国の山火事被害を最小化し、国民の安全などに言及してその背景に関心が集まっている。政界では国会弾劾訴追で職務停止になったが、まだ現職の大統領の身分であるだけに、本人の存在感を示すと同時に弾劾審判前まで有利な世論形成を布石するための行動であると考えられる。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 99