聯合ニュースによると、義城郡ケサン(槐山)1里の住民Aさんは21日午前11時24分ごろ、義城郡の野山の頂上で山火事が発生したという話を義城郡側から伝え聞き、火が出た地点に向かった。
Aさんは火災発生から約30分後の午前11時55分ごろ現場付近に到着し、火が出た場所から下りて来る墓参り客を目撃した。
これについてAさんは、「息を切らして下りて来る墓参り客の団体と遭遇した」とし、「どこに行くのかと聞いたが、きちんと答えなかった」と話した。
また、「(墓参り客らが)口ごもって立ち去ろうとしたので、それではいけないと思い、(墓参り客らが乗って来た)車のナンバーなどを写真に撮り、逃げてはいけないと言っておいた。その後、警察に連れて行った」主張した。
火が出た場所からはライターが見つかったと伝えられた。
Aさんは火が風に乗って拡散する様子を見たとし、「(現場に到着した時)火はすでに手が付けられないほど広がった状態だった」と説明した。
そして、「火は強い風に乗り、またたく間にシンウォル(新月)里方向に燃え移った」とし、「ヘリを投入しなければならないと郡にすぐに伝えた」と話した。
義城郡は、「槐山里の山火事は墓参り客の失火によるもので、失火者が直接消防に『墓地を整理している途中で火が出た』と通報した」と伝えた。
警察はこの墓参り客を相手に事実関係を確認するという。
山林保護法53条は過失により他人の山林を燃やした者や、自己の山林に火を付け公共を危険にさらした者は3年以下の懲役または3000万ウォン(約300万円)以下の罰金に処すと規定している。
一方、全国で同時に発生した大規模な山火事の原因は失火によるものと推定されている。
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