現代製鉄が米国に製鉄所を建設へ、年産270万トン・29年の完工=韓国報道
現代製鉄が米国に製鉄所を建設へ、年産270万トン・29年の完工=韓国報道
鉄鋼大手の現代製鉄が、米国バージニア州に年産270万トン規模の製鉄所を建設する計画だと発表した。

直接還元鉄(DRI)の生産設備と電気炉、熱延・冷延の生産設備を併せ持つ。原料から製品まで全工程を擁する、米国発の一貫製鉄所だ。完成は2029年の予定。ここでは自動車用鋼板を製造する。

製鉄所を新設するルイジアナ州付近には、現代自動車のアラバマ工場と起亜自動車のジョージア工場のほか、竣工が目前の現代自動車グループ・メタプラント・アメリカ(HMGMA)がある。同社は現代・起亜自動車のほか米国、メキシコやブラジルといった中南米地域、欧州の完成車メーカーにも自動車用鋼板の供給を拡大するとしている。

一方、同社が2024年末の流動資産は1兆3000億ウォン(約1332億1919万円)で、短期借入金だけでも1兆2000億ウォン(約1229億5308万円)に達する。このため自動車部品メーカーの現代モービス、もしくは石油元売り大手HD現代オイルバンクの株式のうち、現代製鉄の保有分を売却する可能性があるとみられている。

現代製鉄は現在、新工場の持ち分を自社と外部による50%ずつを考慮している。現代自動車グループかその他投資者との出資に関する協議を進めているという。

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