韓国の情緒や慣用句まで理解、KTが米MSとの協業で開発=韓国
韓国の情緒や慣用句まで理解、KTが米MSとの協業で開発=韓国
通信大手のKTが、韓国に最適化された人工知能(AI)モデルやクラウドサービスなど、米マイクロソフト(MS)との協業で開発したAIソリューションを公開した。

両社は米オープンAIによるAIモデル「GPT-4o」を使い、韓国の歴史、哲学、社会など著作権を保有するデータを学習させることで「韓国向けAI」を開発した。単に韓国語を理解するだけでなく、韓国人の考え方や情緒を理解。韓国での日常生活やビジネスに役立ち、かつ安全に使用できる点が特徴だ。例えば「口が堅い」といった慣用句でも、より正確に翻訳する。

またKTは、AIモデルの中でも利用者に最適な業務環境を提供する「オーケストレーター」の提供を開始する計画だ。GPT-4oだけでなく、米メタによるオープンソースAIモデル「Llama(ラマ)」や、自社開発のAIモデル「ミドゥム」を活用し、金融から法律、医療まで産業に特化したAIを提供する。

このほかMSと韓国向けソブリンクラウド「KT SPC」も提供する。法律や規制、企業コンプライアンスの順守を前提に、高いセキュリティ性能とデータ主権を確保する。また「炭素排出量管理アシスタント」も公開。二酸化炭素(CO2)排出量の変化の要因を分析して観測ガイドを提供。新製品発売によるCO2排出量を算出可能だ。
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