警察によると、憲法裁の警備のために上京した地方の機動隊員は31日から日帰りで任務にあたることになる。これまではビジネスホテルに泊まった。
不規則な寝泊り生活で地方機動隊員の不満が高まった上、宿泊費負担による予算不足の状況などを踏まえての決定だという。
ある機動隊の指揮官は「憲法裁の宣告がこんなに長引くとは予想できなかった」とし、「機動隊員はバスで移動することになり、これまで以上に体力面できつくなるだろう」と話した。
これまで通常38の地方機動隊が毎日ソウルに動員された。一つの機動隊が約60人であることを踏まえれば、警察は毎日約2000人分の宿泊費を支出したことになる。実際に警察はこの3カ月間で、出張費予算の8割近くを使った。
先週は南東部の慶尚北道で発生した山火事に対応するため、機動隊が動員されたほか、尹大統領の罷免を求める労働組合全国組織、全国民主労働組合総連盟(民主労総)のストライキや農業団体・全国農民会総連盟のトラクターデモなどもあり、疲れがピークに達したとみられる。
警察関係者は「乾いたタオルを絞るように警察力を運営している」と苦しみを語った。
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