韓国政府は30日、中央災害安全対策本部のコ・ギドン本部長の主宰でキョンサンプット(慶尚北道)の道庁でウルサン(蔚山)・慶尚北道・キョンサンナムド(慶尚南道)の山火事対応中央対策本部の第9回会議を開催した。
この日の会議では残火の状況と被害の収拾・復旧関連部署の進行状況を共有した。
韓国政府は慶尚北道・慶尚南道の中央合同支援センターを中心に被災者の救護活動を支障なく進めていると伝えた。
具体的に医療、税金、通信など機関別支援事項が含まれた「山火事総合案内書」を用意し、7か所の現場支援班を通して住民らが必要としているものを迅速に解決している。
また、被災者の住居安定のために仮設住宅の入居希望需要調査を実施する一方、移住団地の造成など長期的な解決策も用意する。
医療給与支給、健康保険軽減、通信費減免など民生支援に乗り出し、農機械および種子・育苗支援を通して被害を受けた農家の営農再開も支援する。
韓国政府は今後、災害事態を解除すると同時に「汎政府復旧対策支援本部」と「中央合同被害調査団」を構成し、山火事被害の復旧対策も用意する計画だ。
コ・ギドン本部長は「山火事で生活の基盤を失った被災者の早急な日常回復と被害復旧のために最高水準の支援を推進していく」とし「関連部署と地方自治体は追加の山火事防止のための努力を継続し、山火事発生時に国民の安全を守るための先制的な措置をとる」と述べた。
21日に始まった山火事の大きな火はこの日午後1時に鎮火され、韓国政府が管理してきた11か所におよぶ山火事の鎮火がすべて完了された。山火事の影響区域は計4万8239ヘクタールにおよぶ。
ただし、乾燥した大気の状況と風が続いて吹いているだけに、残火の処理と消火後の監視は鎮火隊員とヘリコプターを動員して続ける方針だ。
この日正午基準における人命被害は計75人と集計された。このうち死者は30人、重傷者9人、軽傷者36人だった。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 99