この日の終値(午後3時半時点)は前営業日比6.4ウォン安・ドル高の1ドル=1472.9ウォン(約149円)で、終値としては09年3月13日(1ドル=1483.5ウォン)以来16年ぶりのウォン安・ドル高水準となった。
ウォンの対ドルの為替レートは1470.6ウォンで寄り付き、午前中に一時1468.4ウォンまで上昇したが、その後下落して取引時間中の最安値で取引を終え、取引時間中としては1月13日(1ドル=1474.3ウォン)以来の安値をつけた。
ウォンの対ドルの為替相場は、先週は終始1460ウォン台にとどまったが、週明けのこの日1470ウォンを突破した。
日中の終値基準では2月24日に1427.4ウォンまで上昇したが、1~3月期最終日のこの日に昨年末(1472.5ウォン)とほぼ同水準に戻った。
トランプ米大統領が来月2日に発表する予定の相互関税について「全ての国を対象とする」と明らかにしたことで、リスク回避の心理が高まった影響と分析される。
韓国株式市場でこの日から大型株の空売りが約1年半ぶりに解禁され、総合株価指数(KOSPI)が前営業日比76.86ポイント(3.0%)安の2481.12と急落したことも影響を及ぼしたとみられる。また、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の弾劾政局の長期化もウォン安要因の一つとみられる。
午後3時半時点のウォンの対円の為替レートは100円=989.69ウォンで、前営業日比16.92ウォンのウォン安となった。
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