慶尚北道安東市で被災者のための仮設住宅が急ピッチで設置されている=31日、安東(聯合ニュース)
慶尚北道安東市で被災者のための仮設住宅が急ピッチで設置されている=31日、安東(聯合ニュース)
【安東、義城聯合ニュース】韓国南東部・慶尚北道などで発生した大規模な山火事により3600棟以上の住宅が被害を受け、数千人の被災者が出たことを受け、当局が仮設住宅の設置を進めている。

 山火事の被害を受けた五つの市・郡は被災者が農業などの生業を営むことができるよう、居住地近くに仮設住宅を設置していく方針だ。仮設住宅では基本的に1年間生活できるようにする。

 被災者を対象に調べた結果、1688戸の仮設住宅が必要とされる。住宅の設置には642億ウォン(約65億円)がかかる見通しだ。

 今回の山火事により計3617棟の住宅が被害を受け、このうち3556棟が全焼した。

 一方、慶尚北道は住民の生活安定を支援するため、五つの市・郡のすべての住民計約27万3000人に1人当たり30万ウォンの災害支援金を給付する。

 五つの市・郡は29日から現場で被害状況を調べている。来月6日に調査が終われば復旧作業が本格化する見通しだ。ただ、過去最大規模の被害が出たため、復旧には相当な時間がかかるとみられる。


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