生後2か月の乳児が死亡…20代のシングルマザー、子どもを放置し外出=韓国
生後2か月の乳児が死亡…20代のシングルマザー、子どもを放置し外出=韓国
20代のシングルマザーが育てていた乳児が自宅に1人で放置され、心停止の状態で病院に運ばれたものの翌日に死亡し、警察が捜査に乗り出した。

韓国・キョンギ(京畿)南部警察庁の女性青少年課は児童虐待犯罪の処罰などに関する特例法違反の容疑で母親のA容疑者を刑事立件したと1日、明らかにした。

A容疑者は先月29日午後11時ごろ、スウォン(水原)市ヨントン(霊通)区の自宅で生後2か月の娘Bちゃんを置いて外出し、死亡させた容疑を持たれている。

A容疑者は30日午前4時ごろに帰宅し、それから約2時間30分程度が経過した午前6時36分ごろ、Bちゃんが息をしていないと通報した。

出動した救急隊は心停止の状態のBちゃんを病院に移送し、警察に協力を要請した。

病院に運ばれたBちゃんは翌日の31日午前2時18分に死亡判定を受けた。

警察の調査の結果、A容疑者は事件当日、同じ家に住む妹と外出して知人に会い、酒を飲んでいたと把握された。

A容疑者は帰宅後もしばらくBちゃんの状態に気付かず、後になって救急車を呼んだ。

これに先立ち、A容疑者はBちゃんを妊娠してからわずか数か月後にBちゃんの父親である元恋人と別れ、1人で出産したと伝えられた。

その後、食堂のアルバイト代と政府および地方自治体から支給される各種手当などでBちゃんを養育してきた。

Bちゃんの遺体から身体的虐待の痕跡は発見されなかった。

A容疑者に児童と関連した犯罪の前科や虐待歴などはないことが確認された。

A容疑者は警察で、「一緒に住む妹と酒を飲みに行き、帰ってくると子どもが息をしていなかった」と陳述した。

警察関係者は、「具体的な経緯の調査を通じA容疑者に適用する法律などを明確にしていく」とし、「A容疑者の妹ははまだ容疑が明らかになっておらず、立件していない」と話した。

警察はBちゃんの遺体の解剖を国立科学捜査研究院に依頼し死因を調査する方針だ。
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