米が同盟国に国防費増の圧力か　韓国外交部「韓米は在韓米軍の役割認識共有」

【ソウル聯合ニュース】韓国の外交部当局者は１日、米国が中国のけん制や本土防衛を優先し、北朝鮮などの脅威への対応は同盟国に委ねる方針との報道について、「韓米両国は朝鮮半島の平和と安定のための在韓米軍の役割について確固たる認識を共有している」と明らかにした。

　そのうえで、「今後も強固な連合防衛体制を維持する中、米側と緊密に意思疎通していく」として、「政府は厳しい安全保障状況の中、国防力を継続的に強化していくため必要な国防費を増額している」と強調した。

　米紙ワシントン・ポストはヘグセス国防長官が署名した暫定国家防衛戦略指針とされる文書が３月中旬に国防総省内に配布されたと報じた。文書にはロシアや北朝鮮などの脅威を抑止するため、同盟国に国防費を引き上げるよう圧力をかけるとの内容が盛り込まれているという。