3日憲法裁判所によると、きょう午前9時現在で憲法裁判所ホームページを通じた尹大統領の弾劾審判宣告の傍聴申請者数は9万人と集計された。憲法裁判所はきょう午後5時まで申請を受け付ける予定で、最終的な申請者数はさらに増えるとみられる。
憲法裁判所は尹大統領の弾劾宣告期日に一般国民傍聴席を20席設けた。当選者は憲法裁判官らが主文と意見を読み上げる大審判廷に入り近距離で実際に宣告の様子を見守ることができる。憲法裁判所はオンラインとオフラインの2つの方法で傍聴申請を受け付けているが、安全などを理由に事案別にオンラインでのみ受け付ける場合もある。今回の弾劾宣告も1日午後4時からオンラインでのみ受け付けているが、申請者が集中したことで一時的に待機者数が9万人に達し、アクセスすら難しい状況も発生した。
憲法裁判所の歴史上、一般国民の傍聴申請の競争率が最も高かった宣告事件はパク・クネ(朴槿恵)元大統領の弾劾審判宣告だった。朴元大統領の宣告には24人の選定に1万9096人が殺到し796対1の競争率を記録した。ただ、弁論と弁論準備期日を含めオンライン傍聴申請が最も多かった事例は昨年12月27日に開かれた尹大統領の弾劾審判における1回目の弁論準備期日だ。このときは9人の選定に2万264人が申請し競争率は2251対1を記録した。故ノ・ムヒョン(盧武鉉)元大統領の宣告時は60人の選定に1278人が申請し21.3対1の競争率を記録した。
憲法裁判所はきょう午後5時まで傍聴申請を受け付けた後、電子抽選を行い、当選者には個別にメッセージを発送し傍聴手続きを案内する計画だ。
憲法裁判所は4日、尹大統領の罷免の是非を決定する。2月25日の弁論終結から38日ぶりとなる。これは過去の大統領の弾劾審判の中で最長評議記録だ。廬武鉉・朴槿恵元大統領の弾劾審判は弁論終結から宣告までそれぞれ14日、11日かかった。
憲法裁判所が弾劾訴追を認めれば尹大統領は罷免される。棄却・却下される場合、すぐに職務に復帰する。罷免の決定には現職の裁判官8人中6人以上の賛成が必要だ。
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