ソウル・漢南洞の大統領公邸前で警察関係者が装備を運んでいる=4日、ソウル(聯合ニュース)
ソウル・漢南洞の大統領公邸前で警察関係者が装備を運んでいる=4日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国警察は、憲法裁判所が尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領に対する弾劾審判の宣告を行うことを受けて4日午前0時から全国に発令していた最高レベルの非常令「甲号非常」を同日午後6時をもって解除する。

 甲号非常は警察力を100%動員できる最も高いレベルの非常勤務態勢。ソウルでは甲号非常の解除後、警察力を50%動員できる「乙号非常」に切り替える。乙号非常でも警察官の年次休暇は取り消され、指揮官らはそれぞれ決まった位置で非常連絡体系を維持する。

 ソウル市を除く16市・道の警察庁は警戒強化体制を維持する。年次休暇の取り消しは解除されるが、警察官は非常連絡体系と出動待機体制を維持しなければならない。

 警察庁は「今後の状況に応じて非常勤務のさらなる調整が予定されている」と説明した。

 警察はこの日、全国に機動隊338個部隊、約2万人を配置し、このうちソウル地域に60%を超える210個部隊、約1万4000人を投入した。

 尹前大統領の罷免決定後、警察は憲法裁判所周辺の車両やバリケードなどを順次撤去した。


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