100人を超える人々が前後左右を通る東京・渋谷の名物、スクランブル交差点。現地のベンチャーキャピタルの関係者らは、ここが「日本の革新的スタートアップの中心部だ」と口をそろえた。
その中でもスクランブル交差点の風景を撮影することができ、人で賑(にぎ)わう交差点前のフランチャイズコーヒーショップの向かいにスタートアップコミュニティが位置している。「ハイブ渋谷」だ。ハイブ渋谷は、ラインヤフーグループに所属するZベンチャーキャピタル(ZVC)、東南アジアのベンチャーキャピタルであるイーストベンチャーズ、日本の不動産会社サンフロンティアの3社が共同出資して作ったものだ。
ハイブ渋谷に入ると、まず入居企業のスタッフらが集まって業務をするスペースとスクランブル交差点が見える休息空間が目を引く。オフィスの片隅には広々とした会議スペースも設けられている。ここにはイーストベンチャーズとZVCのポートフォリオ企業25社が入居している。まずイーストベンチャーズが投資を行い、企業がある程度まで成長した時にZVCが投資に参加する構造だ。
ハイブ渋谷に入居できる期間は約1年。 今まで約80のスタートアップ企業がここを経て行った。ZVCの関係者は「サンフロンティアは一種のスタートアップインキュベーティング空間を支援する構造になっている」と語り、ここで成長した企業が六本木や赤坂に本社を移すと説明する。テック中心の若い創業者を集めてピッチイベントを開き、優秀な企業にはオフィスを提供するなど、実質的な恩恵を与えるのだ。
近年、日本の投資業界でも世界のトレンドに合わせて人工知能(AI)とビッグテックへの投資に集中する投資会社が増え、世界への進出を念頭に置いたスタートアップ企業に投資しようとする動きが活発化している。これにともない、現地の企業だけでなく世界の企業を対象に投資が行われている。例えば、ZVCは最近1000億ウォン(約100億円)台の投資誘致を行った韓国のAIサービスプラットフォーム企業のルートンテクノロジーズにも投資を行っている。ルートンテクノロジーズは日本に続き中東や東南アジアなど世界進出に拍車をかけている。
ハイブ渋谷を出てスクランブル交差点を渡って渋谷駅に到着すると、観光客でいっぱいの渋谷スカイ展望台がある建物が見えてくる。この建物のすぐそばにもスタートアップ企業が多数入居するスペースが用意されている。ここには創業初期でまだ法人化もされていない約300のプロジェクトだけでなく、約80の企業が居を構えている。地方自治体だけでなく、大手企業のスポンサーも入居している大規模な施設だ。
再開発の真っ最中で、街のあちこちが混雑している渋谷駅周辺。現地の関係者らは、ここに世界のベンチャーキャピタルが設立したスタートアップコミュニティ空間が集まっていると説明する。現地のベンチャーキャピタルのある関係者は「まるでシリコンバレーのように、あちこちで渋谷にあるスタートアップとベンチャーキャピタルを対象としたイベントが周期的に開かれている」と語り、「一般的な会議だけでなくコーヒーチャット形式の交流イベントまでさまざまだ」と語った。
一例としてハイブ渋谷の場合、ベンチャーキャピタルスクランブルというマッチングイベントを開催している。このイベントには、創業初期段階を専門とする投資会社から後期段階を専門とするベンチャーキャピタル、ディープテックやヘルスケアなど特定の分野に特化したベンチャーキャピタルまでさまざまな投資会社が参加する。大企業傘下の企業型ベンチャーキャピタルや、現地のベンチャーキャピタルの中で世界への投資を行っているところもあり、世界の創業者にも資金調達の機会が提供されている。
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