罷免は4日に決まったが、尹氏は憲法裁の決定を受け入れるとの立場を示していない。
尹氏は「若者の皆さん、この国と未来の主人公は皆さんだ」と述べ、「今日の現実が辛くても決して挫折しないでほしい。自信と勇気を持ってほしい」と呼びかけた。
また、「皆さんの支持と声援に深く感謝する」とし、「国の厳重な危機状況を認識し、自由と主権を守るために戦った皆さんの旅は、韓国の偉大な歴史として記録されると思う」と強調した。
尹氏が罷免後、メッセージを出したのは2回目となる。尹氏は4日、「期待に応えられず、あまりにも残念で申し訳ない」として、「これまで韓国のために仕事をすることができ、とても光栄だった」との立場を示していた。
この日のメッセージは次期大統領選を控え、支持層の結集を訴える狙いがあるとみられる。
尹氏は4日、与党「国民の力」の執行部と面会し、「時間が多くないため、党を中心に大統領選の準備をしっかりして必ず勝利することを願う」と述べた。これに対し、最大野党「共に民主党」は「内乱の首魁(しゅかい)がまた韓国を揺るがそうとしている」とし、「憲法裁の決定に対する承服も、違法な戒厳に関する謝罪もない」と批判する論評を出した。
一方、尹氏は大統領公邸で退去を準備している。今週中に公邸を離れ、ソウル市内の私宅に移る可能性が高いとされる。ただ、私宅はマンションであるため警備が容易ではなく、尹氏夫妻が飼うペットが多いため、別の場所を探しているとの情報もある。
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