メッセージは弁護人団を通じて伝えられた。尹氏はメッセージの中で「清渓広場を埋め尽くした皆さんの最初の叫びを思い出す。身は拘置所にあっても、心は皆さんと共にした」と述べた。
さらに、「ソウル、釜山、大邱、光州、大田など全国各地で、自由と主権を守り抜くという強い信念のもと行動する皆さんの姿を目にした」と強調。「街頭や学校では、若い学生たちの叫びも聞いた」と続けた。
尹氏は、自身を支持する人々の行動に深く心を動かされた様子を示し、「雨風をしのぎながら断食を続けた方々、断髪によって固い決意を示された方々、一人一人の祖国を思う熱い気持ちに、思わず涙した」と吐露。「皆さんの力強い支持と声援に心より感謝申し上げるとともに、申し訳ない気持ち」と述べた。
特に青年層へのメッセージでは、「青年の皆さん、この国と未来の主人公は皆さんだ。今の現実が厳しくとも、決して挫折しないでほしい。自信と勇気を持ってほしい」と呼びかけた。
そして、「青年の皆さんが勇気を失わない限り、われわれの未来は明るい。私は大統領の職を退いたが、常に皆さんのそばにいる。共に頑張ろう。ありがとう」とメッセージを結んだ。
尹氏による今回のメッセージは、4日の憲法裁判所による罷免決定後、2度目となる。尹氏は現在、ソウル市漢南洞の公邸で静養しているとみられる。
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