10代の中国人2人は先月21日午後3時半ごろ、空軍第10戦闘飛行団が駐留する空軍水原基地の周辺でデジタル一眼レフカメラや携帯電話を使って離着陸中の戦闘機を無断で撮影した疑いを受けている。
住民の通報を受けて出動した警察は2人のカメラと携帯電話から飛行中の戦闘機の写真を多量に発見した。
2人は中国の高校生で、事件の3日前に観光ビザで入国したことが確認された。
事件発生を受け、京畿南部警察庁安保捜査課、情報機関の国家情報院、国軍防諜司令部の3機関が協議体を設置し、本格的な捜査を開始した。
2人に任意同行を求めた捜査当局は刑事事件として捜査に着手。先月18日の入国後、そのほかの軍事施設や空港、港湾など国家重要施設周辺でも撮影を行っていないか調べている。
さらに、今回の事件にスパイ容疑が適用されるか、2人が過去にも入国したことがあるかどうかなどを調査中だ。
また被疑者1人の「父親が中国公安」という供述が事実であった場合、父親から具体的な指示などを受けたのかについて、綿密に調べる方針だ。
捜査当局は被疑者が未成年であることから、両親と通話するなど調べを進めていることを伝えたという。
警察関係者は「捜査中の事件で何も言えない」と話した。
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