ソウル市内の公園のハト(資料写真)=(聯合ニュース)
ソウル市内の公園のハト(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国・ソウル市は9日、市内の公園38カ所を「有害野生動物への餌やり禁止区域」に指定し、10日に告示すると発表した。

 ソウル市は、地方自治体トップが条例で有害野生動物への餌やりを禁止でき、違反者に対し過料を科すことができるよう昨年1月に「野生動物保護および管理に関する法律」が改正されたのを受け、今年1月に「ソウル市有害野生動物への餌やり禁止に関する条例」を制定し、施行した。今回、餌やりを禁じる期間と区域を指定した。

 現行法では、長期間にわたり群れをなして農作物や果樹に被害を与えるスズメ、カササギ、カラスや一部地域で生息密度が高いキジ、ハト、キバノロ、イノシシなどが有害野生動物に指定されている。

 ソウル市は、市が管理する都市公園と漢江公園の38カ所を餌やり禁止区域に指定した。ソウルの森、南山公園、ワールドカップ公園、ソウル広場、光化門広場も禁止区域に含まれる。

 餌やりの禁止期間は7月から3年だが、関連条例に基づき市長は禁止区域の変更または解除を3年ごとに検討できる。

 違反者には最大100万ウォン(約10万円)の過料が科せられる。初回の摘発時に20万ウォン、2回目は50万ウォン、3回目は100万ウォンとなる。


Copyright 2025YONHAPNEWS. All rights reserved. 40