“親暗号資産”ポール・アトキンス、米SEC委員長を公式に確定

トランプ大統領がSECのトップに指名したポール・アトキンス氏が委員長に正式確定した。

報道によると、米国上院議会は賛成55票、反対44票でアトキンスをSEC委員長に正式確定した。アトキンス氏は暗号資産（仮想通貨）業界に友好的な人物として知られている。

トランプ大統領は昨年12月、アトキンスを次期SEC委員長に指名していた。アトキンス氏は去る1月、ギャリー・ゲンスラーSEC前委員長が辞任した後、仮想通貨関連規制指針を撤回し、SEC傘下に仮想資産タスクフォース(TF)を構成した。

アトキンスは2009年、コンサルティング会社「パトマック・グローバル・パートナーズ」を設立し、銀行や仮想資産取引所などを顧客としていた。2002年から6年間、ジョージ・W・ブッシュ前米大統領によってSECで主要政策決定と監督を行う「SECコミッショナー」として活動したことがある。