韓氏は「危険な人が大統領になり、怪物のような政権が誕生し国を滅ぼすことは防がなければならない」として、大統領選への出馬を宣言した革新系最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表をけん制した。
また、尹氏による「非常戒厳」宣言について、「苦しめられた方々の心に深く共感する。その痛みを最後まで一緒に分かち合う」としながらも、「しかし、それは韓国の目指すところである自由民主主義に進むための一つの過程だ。保守の核心価値である自由主義と法治主義を守り、責任を果たした時、私たちは再び勝てる」と強調した。
韓氏は尹氏の最側近とされ、尹政権で法務部長官を務めた。2023年12月に国民の力の臨時執行部トップである非常対策委員長に就任。24年7月に国民の力の代表に選出された。だが、尹氏の妻、金建希(キム・ゴンヒ)氏を巡るさまざまな疑惑などで尹氏側と対立し、尹氏と距離を置くようになった。国会で尹氏の弾劾訴追案が可決されたことを受け、24年12月に党代表を辞任した。
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