ネクセンタイヤがフィンランドに自社試験場設立、欧州市場拡大へ=韓国
ネクセンタイヤがフィンランドに自社試験場設立、欧州市場拡大へ=韓国
タイヤ製造大手のネクセンタイヤは、フィンランド・イヴァロにある「UTAC走行試験場」内に同社専用の冬用タイヤ試験センターを設立し、研究開発(R&D)を強化すると発表した。

UTAC走行試験場は、欧州最大の自動車試験施設だ。北極圏から約300キロメートル離れた所にあり、冬季でもタイヤの性能を試験することができる。

専用の試験センターの設立により同社は、極寒の中でも徹底した試験を行い技術的ニーズを満たせるよう、研究と検証をより体系的に行っていく。これまでは短期契約で同試験場を使ってきていたが、専用の試験場を建設することで冬の間継続して使用できるようになった。これまで1か月単位だったタイヤ試験期間は、最大4か月へと拡大する。

このほかUTAC走行試験場では、冬用タイヤの国際基準であり、米国試験材料協会(ASTM)による規格にも適合する「スリーピーク・マウンテン・スノーフレークマーク(3PMSF)」取得のためのテストを行うことも可能だ。これにより同社は、欧州市場での競争力をより強化したい考えだ。

ネクセンタイヤの関係者は、専用試験場の設立について「売り上げの約40%を占める欧州市場での地位をいっそう強固にしていく計画」と述べた。
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