韓国、山火事失火の過料が4倍に引き上げ…来年2月から
韓国、山火事失火の過料が4倍に引き上げ…来年2月から
韓国山林庁は10日、山火事を引き起こした過失者に対する過料を、現行の最大50万ウォン(約5万円)から200万ウォン(約20万円)に引き上げる「山林災難防止法」が制定・公布されたと発表した。同法は昨年12月に国会本会議を通過し、1月21日に国務会議で議決。来年2月1日に施行される。

 改正法では、山林および山林に隣接する地域(100メートル以内)で火災を発生させた場合、一律200万ウォンの過料が科される。これまで、山火事による甚大な被害に比べ、失火者の負担が軽微であるとの批判が出ていたことを踏まえた措置だ。

 また、山林災難の管理対象を山林周辺地域にまで拡大するほか、山林庁長も災害発生時に地方自治体に対し住民避難を要請できる権限が付与される。現行制度では、避難命令は地方自治体長と消防署長のみが行使可能となっている。

 さらに、山林災害への対応力強化に向け、「韓国山林災難安全技術公団」が新たに設立される。これは、これまで個別に運営されてきた山火事対策、治山技術、山林病害虫対策の各機関を統合した公共機関となる。来年2月1日の山林災難防止法の施行に合わせ、設立を目指す。
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