釜山高裁刑事1部は10日、特定犯罪加重処罰等に関する法律違反(報復殺人など)などの容疑で起訴されたホン被告(56)の控訴審判決で、「原審が有罪と判断したのは正当なものであり、いかなる違法があるとは思えない」として控訴を棄却した。
ホン被告は判決直後に突然、裁判長に暴言を吐くなど乱暴な姿を見せた。
ホン被告は「勾留取消の話はどうなったのですか」と尋ねると、裁判長は「決定に従ってください」と答えた。
彼は検察官に向かって「お前が説明してみろ」「ユン・ソクヨルだけ許されるのか」と叫んだ。
これに対し、裁判所関係者がホン被告を制止し、裁判長が次の裁判を進めようとしたが、ホン被告の暴言は止まらず、結局、刑務官と法廷警部に囲まれて強制退場させられた。
ホン被告は今月5月9日午前9時52分ごろ、釜山市蓮堤区の裁判所総合庁舎前の歩道で、普段から対立していた50代のユーチューバーA氏を凶器で刺して殺害した。
ホン被告と被害者は、似たようなコンテンツを作って放送しながら、2023年からお互いを誹謗中傷し、200件に達する告訴・告発を交わすなど、対立してきた。
事件当日は、ホン被告の傷害容疑に対する裁判が開かれる日であり、告訴人はA氏だった。A氏はこの裁判に出席しようと裁判所に行く過程をYouTubeで生中継していたところ、襲撃された。
このため、A氏が倒れて悲鳴を上げる映像がそのままユーチューブで流れることになった。ホン被告は犯行後、あらかじめ用意したレンタカーに乗って逃走したが、1時間40分後にキョンサンプクト(慶尚北道)キョンジュ(慶州)市内で警察に捕まった。
昨年11月1日、裁判部はホン被告に無期懲役を宣告し、10年間位置追跡・電子装置の装着を命じた。
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