12日に各社が発表した監査報告書を総合すると、エルメス、ルイ・ヴィトン、シャネルの昨年の韓国での売上は計4兆5573億ウォン(約4600億円)で、前年の4兆1521億ウォン(約4200億円)に比べ9.76%増加した。
韓国でのエルメスの昨年の売上高は9643億ウォン(約974億円)で、前年の7972億ウォン(約805億円)に比べて20.1%増加した。同期間の営業利益は2357億ウォン(約238億円)から2667億ウォン(約270億円)へと13.15%増えた。
韓国でのルイ・ヴィトンの昨年の売上高は1兆7484億ウォン(約1760億円)を記録し、前年の1兆6511億ウォン(1660億円)に比べ5.9%増加した。同期間の営業利益は2867億ウォン(約289億円)から3891億ウォン(約393億円)へと35.7%増加した。
韓国でのシャネルの昨年の売上高は1兆8446億ウォン(約1860億円)で、前年の1兆7038億ウォン(約1720億円)に比べて8.26%増加した。同期間の営業利益は2721億ウォン(約275億円)から2695億ウォン(約272億円)へと微減した。
業界ではブランド品業界の全般的な不況にもかかわらず、エルメス、ルイ・ヴィトン、シャネルが過去最高の売上を達成した背景として両極化現象を指摘している。これは、ブランド品に対する需要がトップブランドのみに偏重されていることを意味している。
実際にフェラガモやフェンディなどのブランド品は昨年、韓国の国内市場で業績が落ち込んだ。フェラガモは昨年、韓国で858億ウォン(約86億円)の売上高を記録した。これは前の年に比べて12.7%減少した金額だ。同期間の営業利益は25億2000万ウォン(約2億5400万円)から25億1000万ウォン(約2億5300万円)へと微減した。韓国でのフェンディの昨年の売上高は1188億ウォン(約120億円)で、前年の1522億ウォン(約153億円)に比べて21.9%減少した。
一方で、ハイエンドクラスに相当するエルメス、ルイ・ヴィトン、シャネルに対する需要は衰えていない。これを受け、海外の本社もかなりの利益を得ているものとみられる。ルイ・ヴィトンコリアは昨年、フランス本社に年次配当1170億ウォン(約118億円)、中間配当1000億ウォン(約101億円)の計2170億ウォン(約219億円)を送った。エルメスコリアは1950億ウォン(約197億円)規模の配当金を送った。シャネルコリアは1300億ウォン(約131億円)規模の決算配当を設定した。
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