韓国大統領選　最大野党「李在明氏の独走状態」

【ソウル聯合ニュース】韓国の次期大統領選への立候補表明が相次ぐなか、革新系最大野党・共に民主党では党の候補を決める予備選に出馬する主な候補が出そろった。大統領選は尹錫悦（ユン・ソクヨル）前大統領の罷免に伴い６月３日に実施される。

　共に民主党の予備選では李在明（イ・ジェミョン）前代表、金東ヨン（キム・ドンヨン）京畿道知事、金慶洙（キム・ギョンス）元慶尚南道知事、金斗官（キム・ドゥグァン）前国会議員の４人が戦う見通しだ。

　李氏は今月１０日に動画メッセージを通じて大統領選への出馬を正式に表明した。金斗官氏は７日に一番乗りで出馬を表明し、金東ヨン氏は９日に米出張に向かう前に仁川国際空港で出馬を宣言した。金慶洙氏は１３日に出馬を表明する。

　予備選は「李在明ＶＳ非李在明（３人）」の構図になると予想される。「どちらにせよ、李在明氏」という話が出るほど、党内の予備選で李氏は圧倒的優位に立ち、残りの３人が李氏に挑戦する形だ。

　李氏は各種世論調査で大統領候補として支持率トップを独走しており、次期大統領の最有力候補とされている。４人で戦う形だが、事実上、李氏の独走状態で行われる予備選になる可能性が高い。