尹前大統領　１４日に内乱事件の初公判＝罷免から１０日

【ソウル聯合ニュース】昨年１２月の「非常戒厳」宣言を巡り内乱首謀罪で起訴された韓国の尹錫悦（ユン・ソクヨル）前大統領の初公判が１４日、ソウル中央地裁で開かれる。憲法裁判所が４日に尹氏の罷免を決定してから１０日で刑事裁判が本格的に始まることになる。

　被告の出席義務があるため尹氏は出廷するとみられるが、地裁が安全上の問題などから出廷時に地下駐車場を利用する許可を出したため、外部に尹氏の姿がさらされることはない見通しだ。また、地裁は裁判が始まる前に報道陣が法廷内の写真を撮影することも不許可としたことから、朴槿恵（パク・クネ）元大統領の公判とは異なり尹氏が被告人席に座る姿が公開されることとはない。

　韓国の民主化以降、大統領経験者が被告人席に座るのは全斗煥（チョン・ドゥファン）氏、盧泰愚（ノ・テウ）氏、李明博（イ・ミョンバク）氏、朴槿恵氏に続き５人目。