ソウル市議会前のセウォル号記憶空間=15日、ソウル(聯合ニュース)
ソウル市議会前のセウォル号記憶空間=15日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国南西部の全羅南道・珍島沖で旅客船セウォル号が沈没した事故の発生から丸11年を迎えた16日、関連団体による追悼行事が各地で開かれる。

 セウォル号事故を風化させないための活動や犠牲者の追悼などに取り組む「4・16財団」は同日午後3時からソウル近郊の京畿道・安山の花郎遊園地で犠牲者を追悼する「記憶式」を開く。安山には、修学旅行中の生徒らが事故に巻き込まれ最も多くの犠牲者が出た檀園高校がある。

 犠牲者の遺族や市民団体などでつくる団体「4月16日の約束国民連帯」も午後4時16分からソウル市議会前のセウォル号記憶空間で記憶式を開く。

 珍島・彭木港のセウォル号記憶館でも午後1時から記憶式が行われる。

 セウォル号は2014年4月15日夜にソウル郊外・仁川の港を出発し、南部の済州島に向かった。翌16日午前8時50分ごろ珍島沖で左に傾き始め、18日午前11時50分に船首部分が沈み完全に沈没した。船には修学旅行中だった檀園高校の生徒325人と教師14人、そのほかの乗客104人など総勢476人が乗船していたが、304人が死亡または行方不明となった。


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